72 今野 敏・堂場 瞬一 警察小説10&10
大延長【電子書籍】[ 堂場瞬一 ]価格: 605 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 甲子園大会の決勝戦、新潟海浜高校と恒正学園の試合は延長15回を戦って決着つかず、翌日に再試合することになった。 その夜、初の決勝進出を果たした公立の進学校・海浜は、今大…
刑事としての仕事に誇つ高峰。特高警察の過去に苦しむ海老沢。戦中から戦後を経て、2人の幼馴染が警視庁の中でそれぞれの居場所を見つけながら、その立場のために袂を分かつことになる。
記憶力に優れるベテラン捜査一課の岩倉剛は、所轄に異動を希望する。その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。新人を教育しながら捜査を進めと、様々な事件とつながっていく。
被害者家族の名前に松木優里は衝撃を受けた。8年前に父を殺された少女が、今度は義父の死体を発見した。二度繰り返される悲劇に直面した少女は決して涙を見せず、自分の殻に閉じこもる。
皇居周辺でジョギングを楽しむ女性が立て続けに襲われる。一之瀬は同期の半蔵門署刑事課・若杉と共に警戒にあたるが、第三の事件が発生。女性タレントが襲撃された。
左遷中の神谷警部補に出頭命令が下る。そこで北海道、埼玉、大阪、福岡の各警察から集められた刑事がチームを組んで神奈川県警が手がけた無罪判決必至と思われる殺人事件を検証する。
大学生日向は、振り込め詐欺の主犯格。配下の男を口封じのために殺害する。同じころ自分の美貌にまかせて無責任な生き方をしていた真菜は、育児放棄が原因で娘と夫を殺害してしまう。
OLが帰宅途上で殺害され、通り魔殺人として捜査を進めたが、1か月後同様の殺人事件が発生する。捜査本部は膠着状態となり、打開策として追跡捜査係の沖田と西川が再捜査に乗り出す。
大学時代に所属していた劇団の20周年記念公演を観覧していた刑事大友鉄の目の前で、劇団の主宰者がシナリオ通り刺殺される。大友はかつての仲間たちを容疑者として捜査を進める。
失踪課。「失踪事件」を専門に扱うプロ集団とは表向きで、頻発する失踪騒ぎに話を聞いて、警察は動いているよというアピールで生まれた部署。そのため周囲からは閑職と思われている。
一人の刑事が死に、一人が失踪した。理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒とともに消えた刑事の捜索を命じられる。うまくいけば一課に移動することも考えると甘い誘いも添えて。
「伝説の刑事」と呼ばれ、警察学校の校長を務めていた小早川一郎が女子大で教授になり、「継続捜査ゼミ」と呼ばれるゼミを持つことになる。小早川はある未解決事件をゼミで取り上げる。
主人公の竜崎伸也警視長は管理職にありがちな「上と下との板挟み」はせずに、行動は原理原則に基づき、例え自分の立場が危うくなっても決して曲げようとしない「変人」扱いに描いている。
窃盗犯罪担当三課の萩尾警部補は盗犯一筋の職人肌。窃盗事件は再犯率が高く、手口の蓄積が捜査には必要になるため、萩尾は三課では一目を置かれる存在になっている。
変幻【電子書籍】[ 今野敏 ]価格: 836 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 主人公は宇田川亮太、32歳の巡査部長。念願だった警視庁刑事部捜査一課に配属される。 新入りで教育係である51歳の警部補・植松義彦に怒鳴られいつも目の回る忙しさ。そこに宇田川…
大手都市銀行の行員3人の誘拐事件が発生、身代金は20億円。警視庁捜査一課特殊犯係に配属されて間もない上野数馬は、バイク部隊「TOKAGE」のメンバーとして、事件解決に挑む。
神奈川県警みなとみらい署暴力犯係係長の諸橋は親をヤクザに殺され、ヤクザを目の敵としている。その過激な「捜査」は、「ハマの用心棒」と呼ばれ、暴力団には脅威の存在となっている。
日本で諜報活動をしていたヴィクトルは、ソ連崩壊後にKGBを解雇された後、ヤクザ組長を殺す仕事が舞い込む。失意の元プロ野球選手が守り、公安部の倉島達夫がヴィクトルを追う。
警視庁キャリアの百合根友久警部は「科学特捜班」通称「ST」の監督役を拝命する。「はみ出し者」揃いの中で四苦八苦するが、チームの優秀性が発揮されていき、愛着が生まれて来る。
ハチ公前広場で起きた通り魔事件は、警察は別人を捕まえ、真犯人は取り逃がす失態を犯す。被疑者は協力者によって取り押さえられるが、協力者のことは誰も覚えていない。
警視庁捜査二課・島崎洋平の長男は銀行ガサ入れの日時を柔道部の先輩に漏らしてしまい失敗。その上自分と長男を脅していた銀行員が殺害されたが、殺したのは、次男ではないかと疑う。
主役の安積警部補は事件に真摯に誠実に取り組み、部下にも仕事には厳しいが意見をよく聞き、そして過ちは過ちと認め、謝るべきところは謝る。まるで「ご飯」のような安定感のある存在。