54 経済小説(電機・IT業界)20選
芝河電機においてPC部門ので実績から社長に就任した南は、会長になってからも会社に君臨する。若手の瀬川大輔は、社内ルール無視の会計処理に異議を唱え、経営監査部勤務に左遷される。
家電の神様【電子書籍】[ 江上剛 ]価格: 814 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 大手家電メーカーで働く轟雷太(とどろき らいた)は、経営不振の影響で入社3年目にリストラされてしまう。長引く不況で転職活動を諦め、母が経営する店を継ぐ決意をする。そこ…
パソコンを動かすことで、自分の能力と可能性を感じていた堀江貴文は、東京に出るために東大を受験し見事合格。競馬と麻雀の毎日に溺れるも、次第にインターネットに魅せられていく。
日本の電子産業が急速に衰退している。電子立国とまで讃えられたのに、なぜここまで凋落してしまったのか。多面的な視点で、凋落の本当の原因を解き明かしていくノンフィクション。
スタンフォード大学のペイジとブリンが検索エンジンの開発を着手する。そして2000年には検索されたキーワードと関係のある広告を表示するサービスを開始し、快進撃が始まる。
東京電器に勤めMBAを取得する高見龍平は、管轄する研究部門が撤退して日本に帰国する。そして同族企業の経営閥に属する同期に苦言を弄する高見は過酷な現場へと追いやられる。
造り酒屋に生まれた盛田昭夫は、大学で技術を学ぶ一方、実家では経営手腕を父の教えで磨かれていた。終戦の翌年には井深とソニーの前身である東京通信工業を設立する。
インターネットの黎明期から現在の形に至るまでを描く。国防省を中心に使われていたネットワークは、様々な技術革新を経て、産・学・官でそれぞれに思惑を抱えながら発展していった。
大学時代から起業を目指し、26歳で上場企業の最年少社長となったサイバーエージェントの藤田晋を中心に、IT黎明期における若き企業リーダーの群像を描くドキュメントノベル。
真野馨は、コンピュータの西暦2000年問題の対策に追われて、土日もなくはたき、その合間を縫って上司との不倫を重ねていた。そんな中、馨が出勤すると不倫相手の死体を発見する。
Amazonより(中央公論社) 【あらすじ】 東洋新聞社の記者井伏洋介は謀略に巻き込まれていた。身に覚えのない大麻所持で逮捕されて、犯行を否認したまま2年半、容疑否認のまま公判が続いている。社内では好奇心の視線にさらされて、肩身の狭い立場で事実上の…
コンピュータの黎明期から、IBMが業界を支配していた40年間。日本だけだ唯一IBMの支配から逃れて国産メーカーが生き残った。そんな日本独自の事情を描くノンフィクション。
「アメリカの物真似」と非難された日本の半導体技術だが、物真似だけではない、日本独自の技術と「モノづくり」の精神が技術者の中に脈々と息づいている様子が強く感じられる。
アメリカの大手半導体メーカーが倒産した。原因を日本企業によるカルテルとして、アメリカの反トラスト法による「3倍額賠償」の請求を準備しているという情報が通産省に入る。
大手電機メーカー、日成電産の社員がおとり捜査によって産業スパイ容疑でFBIに逮捕された。アメリカ側は組織ぐるみの犯行と見なし、会社に巨額の賠償金を求める姿勢を見せる。
コンピューターの黎明期、富士通の池田敏雄はその天才的な頭脳から、日本の業界を牽引していた。世界制覇を目指すIBMに対して日本のコンピューター業界を守り抜いた人生を描く。
遠沢加須子は、夫の遺したレンズ製造会社を長野県の諏訪で経営している美貌の未亡人。親会社の倒産で苦境にたった時、ハイランド光学の弓島専務は加須子に好条件の取引を申し出る。
感受性が豊かな井深大は小説と機械いじりが趣味。当時は違法であったアマチュア無線を自宅でこっそりと行うようになる。無線に熱中したおかげで、帝国大学への進路は断たれる。
松下幸之助の一代記。徒手空拳、九歳で若山の農村から出た松下幸之助は、大阪・船場の自転車店で働き、商売を身体にたたき込んだ。やがて自ら考案した改良ソケットの工場を創業する。
IBMを巨人にした偉大な父に対して悪戯好きなジュニア。当時は黎明期であったコンピュータの将来性を見据えて先行投資を行い、IBMをコンピュータ業界の「巨人」に成長させる。