2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
高句麗から来日した僧、慧慈は、仏教を推し進める若き聖徳太子に期待する。太子は聡明で既に仏教の本質を理解していた。しかしその思想は当時の政体に相容れない。
雄略天皇以降大王の権威は弱まり、血統が途絶する。新たな大王として男大迹王が有力視されるが、蘇我稲目はこれを機に、蘇我氏の勢力を巨大しようと企む。
天皇の子として生れたワカタケルは、邪魔者が蹴散らす野生児。内紛時乗じて雄略天皇として即位すると、力による支配を繰り広げるが、そんな姿に女たちは離れて行く。
のちの神功皇后は巫女として育っていた。その力を認めた仲哀天皇は皇后とし、王権強化のために熊襲征伐を企てるが、姫は武力ではなく豪族をまとめようとする。
景行天皇の子ヤマト オグナは勇猛で慈愛を持った性格だが、父や兄からは危険視された。父の命により九州、そして東国を平定する命を任じられ、戦いに明け暮れる。
炎女は女王日御子に仕え、平和を愛するあずみの掟を伝えて、日御子は倭国大乱を鎮める。しかし日御子の死後、隣国との戦乱が近づく中、一族は力を合わせていく。
今から2千年ほど前、日本では「あずみ」と呼ばれる通訳の一族が中国王朝との外交を預かっていた。戦いを避け人を信じる、9代250年に渡る一族の物語。
ついに欧州の大国ロシアと戦うことになった日本。力を結集して立ち向かうも、苦戦は免れない。その中で好古・真之の兄弟もそれぞれの立場で戦いに立ち向かっていく。
明治新政府と共に成長した3人の若者は、当初の目的とは異なる進路を選択していた。それは近代国家としての成長と同じ軌跡を描き、近代戦争に巻き込まれていく。
新政府から下野した西郷は隠遁生活を始めたが、政府密偵の企てが露見されて遂に決起する。しかし西郷は自ら動かず、政府軍の勢いに飲まれ、敗退を重ねてしまう。
明治維新が成るも、西郷は倒幕の情熱を失ったな日々を過ごしていた。やがて西郷は朝鮮派遣に役割を見出すも、盟友大久保利通と路線の違いで対立することになる。
11歳の子供は銭を得るために、身体を張って稼ぐようになる。15歳でいっぱしの極道となった万吉は、幕末の乱世の中で漢家業に磨きをかけて、名を高める。
肥前藩を脱藩した江藤新平は、見事な建白書から死罪を免れ、維新になると一転活躍する。その頭脳は新たな国づくりへと向かうも、そこに立ちはだかる人物がいた。
老中を輩出する長岡藩の家臣に生まれた河井継之助は、独自の学問で識見を深め、藩政改革を行なう。戊辰戦争で「公武周旋」を目指すが、新政府軍は敵と見做した。
周防の百姓医として生まれた村田蔵六。蘭学の世界で名を広め、軍聖書の翻訳から、自ら軍を率いる立場に変遷する。長州征伐、上野戦争、そして戊辰戦争と活躍する。