小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

2 竹光始末【士道物】(1976)

藤沢周平の「士道物」をテーマとした初期の短篇集。内容は辛く厳しく、まだユーモアは前面に出していない。これから頻出する「海坂版」を舞台とする作品が多い。

1 暗殺の年輪【士道物】(1973)

直木賞を受賞した表題作を始め、藤沢周平の初期の短篇をまとめた作品集。既に「藤沢作品」は完成していて、人の心の機微や裏側を映す物語となっています。

番外 逆説の日本史12 近世暁光編「天下泰平と家康の謎」 井沢元彦

日本史上随一の「リスクマネジメント」を誇る徳川家康。大名、朝廷、宗教など各方面で「分断統治」を行い、戦乱を遠ざける、磐石な幕藩体制を築くに至った。

20 汚名(「本多正純の悲劇」改題) 杉本 苑子(l992)

本多正純の影響で蟄居の身になった主君の命で、越ヶ谷謙作は間諜として正純の情報を得ようとする。ところがそこで聞く清廉潔白な正純の姿に、次第に惹かれていく。

19 黄金の華(後藤庄三郎) 火坂 雅志(2002)

京都の両替商手代の庄三郎は、秀吉の家臣だった徳川家康の誘いで江戸に下向する。そこで貨幣の流通や資金調達で才覚を表わし、江戸幕府の財政を担うことになる。

18 按針 仁志 耕一郎(2020)

一攫千金を夢見て新航路を目指す船に乗ったイギリス人のィリアム・アダムスは、命からがら日本に流れ着く。そこは母国とは違う不思議な国で、将軍、徳川家康の知遇を得る。

17 黒衣の宰相(金地院崇伝) 火坂 雅志(2001)

没落した名門一色家に生まれた崇伝は、学問で身を立てる決意をする。知恵でのし上がり師を踏み台として、秀吉そして家康の幕僚となり、「僧侶大名」と呼ばれた。

16 徳川秀忠 戸部 新十郎(1992)

徳川秀忠は関ヶ原の決戦に間に合わない失態を犯すが、それを気に病む様子もない。軍監の本玉正信は、家康との秘密の作戦を察していたのではないかと疑いを持つ。

15-2 捨て童子・松平忠輝 ② 隆 慶一郎(1989)

イエズス会や大久保長安の思惑に巻き込まれるが、忠輝は自らの道を歩む。そんな忠輝を二代将軍秀忠は追い落としを求め、父の家康は、忠輝を危惧して計略を図る。

15-1 捨て童子・松平忠輝 ① 隆 慶一郎(1989)

魁偉な容貌で生まれた忠輝は、父の家康から疎まれるも、母から受け継いだ「異能」で周囲を魅了していく。そんな家康の子に対して、周囲は様々な思惑が入り乱れる。

14 家康の子(結城秀康) 植松 三十里(2011)

側室の子に生まれた於義伊は、父の家康からは対面も叶わない。長男信康が切腹しても嫡子は弟となり、秀吉の人質とされる。更に小大名の結城家に養子に出される。

英雄たちが作る「名作」 1982年と1986年のW杯

1980年代のサッカーW杯は、「名作」をも言える試合が数多く誕生しました。その中心にいたマラドーナ、ジーコ、プラティニ、ルンメニゲを中心に語ります。

13 乱世を看取った男 山名豊国 吉川 永青(2021)

名門の山名家は、応仁の乱ののち衰退の一途を辿っていた。後を継いだ山名豊国は、梟雄が争い、その後織田家が侵攻する因幡で、難しい舵取りを迫られていた。

12-2 虎の城(藤堂高虎)② 火坂 雅志 (2004)

尊敬する主君豊臣秀長の死により一旦は牢人したが、秀吉そして家康に接近する。戦働きだけでなく、防諜や築城などの特技によって、家康から絶大な信用を受ける。

12-1 虎の城(藤堂高虎)① 火坂 雅志 (2004)

浅井の家来だった藤堂高虎は、巨漢を生かして戦で活躍するも、主君には恵まれない。そこに羽柴秀長の誘いを受け、槍働きだけではない仕事の重要性を教えられる。

11 名君の門(森忠政) 皆木 和義(2005)

森家は兄たちが全て若くして亡くなり、六男の忠政が後を継ぐ。兄長可の無念を旧領で圧政を引く。しかし信濃から美作に転封となると、新たに国作りを行った。

10 生きて候(本多政重) 安部 龍太郎(2002)

本多正信の次男として生まれた本多政重は、兄正純とは違った武勇者。ひょんなことから徳川家を出奔し、福島、宇喜多、上杉、そして前田と外様大名を渡り歩く。

9 孤闘 立花宗茂 上田 秀人(2009)

大友家の忠臣高橋紹運の嫡子ながら、猛将立花道雪に強いられて養子となった立花宗茂。家風が合わず妻の誾千代からは蔑まれる中、自らを鍛え勇将に成長していく。

8 奥州戦国に相馬奔る 近衛 龍春 (2020)

平将門を祖とする相馬家。当主義胤は伊達政宗との対立、秀吉への臣従、関ヶ原で徳川と敵対など、幾多の滅亡の危機を乗り越えたが、大津波が領地を呑み込んでしまう。

7 島津奔る 池宮 彰一郎(1989)

島津家は九州の覇業、対秀吉戦、朝鮮の役、そして内乱が続き国力が疲弊する。兄義久の後を継いだ島津義弘は、そんな中で秀吉亡き後の行く末を定める必要があった。

6 毛利は残った 近衛 龍春(2009)

元就の後を継いだ毛利輝元は、関ヶ原で西軍の旗頭でありながら家康にも誼を通じて戦いに敗れ、大減封を命じられる。輝元の本当の戦いは、ここから始まった。

5 群雲,関ヶ原へ 岳 宏一郎(1998)

秀吉が薨去すると、天下の趨勢は徳川家康に移るが、石田三成はその流れを食い止めようとする。家康は天下人になるために知恵を絞るが、最後は決断に迫られる。

4 獅子の系譜(井伊直政) 津本 陽(2007)

今川家から祖父、父と誅殺された井伊直政。幼い時から苦労を重ね、徳川家康の家来になる常に自分を厳しく律し戦場で働き、若くして四天王の一人と認められた。

3-2 新三河物語 ② 宮城谷 昌光(2008)

三河を統一した家康。三方ヶ原の戦で敗れるも、大久保忠世と忠佐の兄弟は徳川の意地を見せた。そんな大久保家だが、家康の天下になると、冬の時代が訪れる。

3-1 新三河物語 ① 宮城谷 昌光(2008)

今川家の人質となった松平元康を、祖父の代から支える大久保忠俊。戦の達人として長らく戦場で活躍したが、一向一揆の決着を機に、総帥の座を甥の忠世に託す。

「ミニチュア アートフェス みやぎ」に行ってきたよ!

最近トキメキを感じなくなった私ですが、ミニチュアは大好き。先日「ミニチュアアートフェスみやぎ」に行ってきて、久しぶりに楽しめました。

2 徳川四天王 南原 幹夫(2003)

お大は家康を産む時、四天王に守られる夢を見る。家臣からは家康を守る、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政という「四天王」が現われ、覇業を支えていく。

1 月を吐く(築山殿) 諸田 玲子(2001)

吐月峰で拾われた広親は、今川家臣の娘、瀬名姫に仕える。瀬名は三河の人質だった松平元康に嫁ぐことになり平和に暮していた。ところが桶狭間で様相は一変する。

ブログを始めて、3周年を迎えました!

このブログも、昨日で3周年を迎えました。当初はPVが全く伸びず展望も見えないときもありましたが、皆さまと交流することで、ここまで続けることができました。

番外 逆説の日本史11 戦国乱世編「朝鮮出兵と秀吉の謎」 井沢 元彦

秀吉に出生は不明ですがが、ここではハンパ者から始まったとしています。朝鮮出兵から中国支配と構想はあったようですが、それが維持できたのか疑問が残ります。