小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

1 すべてがFになる 森 博嗣 (1996)

孤島の研究所で、隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。隔絶した実績を残す一方、14才の時に両親を殺害して、以来研究所に閉じこもって、誰にも会わずに研究を続けている。

20 テロリストのパラソル  藤原 伊織 (1995)

アル中のバーテンダー・島村は、20年前に学生運動で共に闘った友人・桑野と爆弾事件を起こし警察に追われていた。新宿中央公園で朝からウトウトしかけたその時、突然爆音が響く。

19 魍魎の匣 京極 夏彦 (1995)

楠本頼子は、美少女の柚木加菜子から声をかけられ親交を深め、2人で最終電車に乗って湖を見に行こうと約束する。しかし加菜子は駅のホームで何者かに突き落とされ、列車に轢かれてしまう。

18 慟哭 貫井 徳郎 (1993)

松本は娘を失い、仕事を辞めて彷徨っている。そんな中新興宗教の勧誘を受けて興味を持つ。一方キャリア警視で警視庁捜査一課長の佐伯は、誘拐・殺害された事件の陣頭指揮をとる。

冬のスポーツと東野圭吾とドーピング

東野圭吾はウィンタースポーツのエッセイを2冊も上梓し、またそれを舞台にした作品も数多く上梓しています。中でも「鳥人計画」はドーピング問題を絡めたミステリーとして傑作です。

17 火車 宮部 みゆき (1992)

本間刑事は、妻の親戚から相談を受ける。婚約者だった関根彰子が、突然連絡が取れなくなったという。交際中に自己破産していることが判明し、問い詰めたところ消息不明になったという。

16 双頭の悪魔  有栖川 有栖 (1992)

鉄砲水で分断された木更村と夏森村でそれぞれ殺人事件が発生する。木更村では江神とマリアが、夏森村ではアリスたちが、それぞれ事件の真相を解明しようと推理を試みる。

15 戻り川心中  連城 三紀彦 (1989)

大正浪漫漂う日本人の情愛を描いた恋愛小説と、殺人を主とする探偵小説を、男女の間に潜む「動機」を橋渡しにして見事両立させた。「たおやかな」5編からなる短篇集。

14 生ける屍の死 山口 雅也 (1989)

一族で巨大なスマイル霊園を運営していた。当主に呼ばれて屋敷に居候していたその一族の1人である青年グリンは、当主の死を目前にして陰謀が進行していることを察知する。

復活して欲しい!

復活と言うと最近は「再生産」が激しくてゲンナリしてしまいます。あれだけ引退で引っ張った芸能人がしれっと復活して、そして何度も復活コンサートをしている姿を見ると、かなり残念です。

13 99%の誘拐 岡嶋 二人 (1988)

当時幼稚園に通っていた生駒慎吾が誘拐された。父親の生駒洋一郎は半導体製造会社イコマ電子の社長で、当時技術力には定評があったが、提携先の不手際で被害を受けていた。

羽生結弦選手よ、白鳥の如く舞え

羽生結弦選手の故郷でもある仙台市を流れる広瀬川。そんな広瀬川には、毎年冬になると白鳥がやってきます。この時期になると通勤途中に白鳥を見ることができます。

12 十角館の殺人 綾辻 行人 (1987)

十字形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリー研究会の7人が訪れた。館を建てた中村青司は、半年前に焼死したという不吉な屋敷。やがて学生達は1人1人予告通りに殺害されていく。

贈られたくない・・・・

うちの配偶者。今まで平日パートをしていましたが、約束も平気で破ることで。ついに「正直娘(本人談)」も堪忍袋の緒が切れて、先月でピリオドを打ちました。

11 写楽殺人事件 高橋 克彦 (1983)

浮世絵を教える大学の講師津田は、骨董市で古い秋田蘭画の写真集を安く購入する。眺めていると、蘭画の小さな落款に驚くべき文字を発見する。「東洲斎写楽改近松昌栄画」。

10 バイバイ、エンジェル 笠井 潔 (1979) 

女子大学生ナディアは、留学生の日本人・矢吹駆に一目惚れして、積極的に近づく。「現象学」を研究している矢吹駆は、各地を放浪して、まるで苦行僧のように無欲の生活を営んでいた。

【コラム】 立憲民主党よ、どこへ行く

立憲民主党は自らの政策を取りまとめ、それを政治に取り入れるために「汗を流しているのか」、残念ながら中央でも地方でもその姿が見えない。