小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

20のカテゴリーから20選! ① ミステリー編

現在歴史小説を「くくってい」ますが、それまではミステリー、経済小説、そして雑記なども投稿していたもの。そこで年末年始を利用して、過去を振り返ります。

4 御所車 最後の将軍・足利義昭 岡本 好古(1993)

12代将軍義晴の子に生れるが、次男のために僧侶となった義昭。しかし兄義輝が殺害され、苦労の末に将軍宣下を受けるが、そこには織田信長が待ち構えていた。

「どうする家康」 今さらの感想

今年の大河ドラマ「どうする家康」。最初はごめんなさいでしたが、中盤からは所々でツボに入ってきました。不真面目な視聴者でしたが、今さらながらの感想です。

3 金ケ崎の四人 信長,秀吉,光秀,家康 鈴木 輝一郎(2012)

浅井長政の裏切りより、信長軍は金ヶ崎城で危機に陥る。苦労性の家康は信長、秀吉、光秀に振り回されながらも、脱出しようとする。

2 死して残せよ虎の皮(浅井長政) 鈴木 輝一郎(2000)

浅井長政の祖父から受け継がれた虎の皮の上で愛し合う長政と織田信長。しかしこの後敵同士となり、長政は最後まで抵抗し、信長は以降人格が変わってしまう。

1 義元謀殺 鈴木 英治(2001)

今川義元は上洛を視野に入れた。その頃城下では不穏な騒動が起きて目付はその捜査の途中に殺害される。義弟である多賀宗十郎は後を引き継ぎ捜査を進める。

20 人斬り半次郎(幕末編・賊将編) (1963)

貧乏郷士に生まれた中村半次郎は、学はないが大らかで陰のない性格。敵には容赦ないが味方には感情が溢れる性根は西郷隆盛から愛され、陸軍少将まで出世する。

19 近藤勇白書 (1969)

近藤勇は平凡に見えたが、時に器量を見せて周囲は心服していく。清河八郎が率いた浪士隊に参加すると、勇は将軍護衛の任務にこだわり、隊と離れて新選組を結成する。

18 闇の狩人 (1974)

大盗賊の片腕で活躍する雲津の弥平次は、湯治先で記憶喪失の男の世話をする。弥平次が江戸に戻ると、記憶喪失の男は腕を見込まれて、仕掛人になったことを知る。

17 仕掛人・藤枝梅安「梅安針供養」(1973~)

鍼師の藤枝梅安が助けた男は、記憶喪失に陥っていた。その時以前の元締から「仕掛」の依頼が入る。配下の十五郎の行く末も含め、徐々に物事が収斂されていく。

16 まんぞく まんぞく (1986)

堀真琴は16歳の時に浪人に襲われ、供の金吾が殺されてしまう。仇討ちを決意した真琴は剣術の修行に明け暮れ、婿も自分を打ち負かす男でないと認めないという。

15 剣客商売「暗殺者」(1973~)

かつて高名な剣客だった秋山小兵衛。偶然に出会った波川周蔵が、自分の子供で剣豪の大治郎を襲う情報を得る。しかしなぜ息子が襲われるのかが、わからない。

14 雲霧仁左衛門 (1974)

雲霧仁左衛門は大きな盗みを働くが手口が鮮やかでかつ周到。火付盗賊改方も捕まえることができない。雲霧は配下の七化けのお千代を忍ばせ、新たな盗みを企てる。

13 鬼平犯科帳「鬼火」(1968~)

火付盗賊改の長谷川平蔵、通称「鬼平」。噂に聞く酒屋に寄ると、侍上がりの無愛想な主人が営んでいるが、店は見張られている。すると店に曲者が侵入する。

12 編笠十兵衛(忠臣蔵異聞)(1970)

月森十兵衛は「将軍に落ち度あるときはこれを正す」密命を受けた家系。5代将軍綱吉は生類憐れみの令を出して勝手放題。そうした中松の廊下で刃傷事件が起きる。