小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11-2 真田太平記 ② (~1982)

上田城で徳川の大軍を足止めした真田昌幸と幸村だが、関ヶ原の戦いで西軍は敗れる。大坂の陣を前に昌幸は亡くなり、幸村は最後の戦いを求め、大坂城に入城する。

11-1 真田太平記 ① (1974~)

武田家滅亡により真田家は独力で上田の地を守ることになる。当主昌幸は、長男の信幸、次男の信繁、そして家臣団と共に、大国に囲まれる中謀略と武略を駆使する。

10 火の国の城【忍び⑦:加藤清正編】(1971)

徳川体制が固まる中、加藤清正は徳川と豊臣の間を取り待つべく、情報収集の役割として忍者を必要としていた。甲賀から追われる身の丹波大介は、その話に興味を持つ。

9 忍びの女【忍び⑥:福島正則編】(1975)

福島正則は秀吉亡き後の政局の帰趨を握っていた。徳川方の忍びの小たまは福島正則に色仕掛けで取り入るが、正則は自分の立場の重要性を全く認識していなかった。

8 忍者丹波大介【忍び⑤:関ヶ原編】(1965)

甲賀流だが、丹波国で父の手ほどきで忍びとなった丹波大介。真田家に仕えるが真田昌幸などに徐々に心服していく。その時頭目から、真田幸村を討つ命を受ける。

7 忍びの旗【忍び④:北条家滅亡】(1979)

甲賀忍びの上田源五郎は北条家家臣に仕えて防諜を担っていたが、その主人の娘と恋仲になる。元は武田家の忍びだった主人は源五郎を認めたが、その顔に記憶があった。

6-2 忍びの風②【忍び③:武田家滅亡と本能寺の変】(1972)

信長は武田領に侵攻する。信長暗殺に執念を燃やす於蝶は長男の信忠に目をつけるが、魅力に取り込まれてしまう。一方半四郎は明智光秀の軍勢に侵入していた。

6-1 忍びの風①【忍び③:姉川から長篠へ】(1972)

武田家に派遣された甲賀忍びの井笠半四郎は、於蝶の誘いで甲賀を裏切ってしまう。姉川から三方ヶ原、そして長篠の戦いを半四郎は裏側から見届けることになる。

5 蝶の戦記【忍び②:川中島から姉川へ】(1969)

甲賀の一派、杉谷忍びの女忍、於蝶は、上杉謙信の護衛を命じられ実績を積んでいた。その後杉谷忍びは、主君浅井長政の敵となった織田信長殺害に目標を変える。

【コラム】なぜ、減税で支持率が下がるのか

岸田総理は所得税減税を打ち出しましたが、これが不評です。政策と一貫性がなく、人気取りにすぎないとされたいますが、もっと根本的な問題が潜んでいると思います。

4 夜の戦士【忍び①:武田信玄編】(1963)

甲賀に育てられた丸子笹之助は、大事な任務を女がらみで失敗する。そこに武田信玄暗殺の任務を受け、侵入するためにまずは塚原卜伝の弟子となることになった。

3 戦国幻想曲(渡辺勘兵衛) (1970)

織田家中の阿閉淡路守に仕える「槍の勘兵衛」は、戦場で活躍しては器量の乏しい主君を替え、知行を増やしていく。そして藤堂高虎から2万石で誘われる。

2 英雄にっぽん(山中鹿之介) (1971)

中国地方を制覇した尼子家は、梟雄経久が亡くなると急速に滅亡の危機に瀕する。尼子家の家臣、山中鹿之介は「なり振り構わず」尼子家再興のために活躍する。

1 剣の大地(上泉伊勢守) (1975)

上泉伊勢守は長野業政に仕えながら、剣士としての生き様に憧れを抱いていた。主君業政の娘に剣を教えるうちに過ちを犯し、後に長野家の悲劇を呼び込んでしまう。

番外 戦国(戦国武将編)編で取り上げなかった本たち

戦国時代を描く歴史物語は、新たな作家さんが、多くの作品を発刊しています。その中で今回取り上げなかった小説の、ほんの一部ををこの場で紹介させていただきます。

20 破天の剣(島津家久)天野 純希(2012)

島津貴久の四男に産まれた家久は、兄3人とは違い武将らしくない性格。しかし戦術を語り始めると止らず、島津家の戦いで戦術を忠臣に多大な貢献をしていく。