2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
楽毅が支援を期待した燕に力はなく、中山国は滅亡する。楽毅は孟嘗君の推薦で燕に仕え、秦国に攻撃する連合軍を指揮するが、突然その軍勢を斉に向けた。
中山国に生まれた楽毅。小国で、隣国の趙の武霊王が領土を併呑する欲望を隠さない。楽毅は孫子に学んだ戦法で対峙するが、中山王から報いを受けることはなかった。
魏の国は斉の孫臏に大敗して脱落する。秦で過酷な律を課した公孫鞅は国内で殺害される。斉の孟嘗君は魏と秦から乞われ、個の力で「戦国の覇者」になろうとしていた。
数奇な運命で田文(後の孟嘗君)は、白圭が預かり育てていく。白圭は公孫鞅を頼って旅を続ける。公孫鞅は秦で仕官し、白圭は学問をし直す為に田文と共に斉に戻る。
呉の伍子胥は隣国越に攻め込まれる。越王の勾践の側近に抜擢された范蠡は呉との闘いに敗れ、許嫁の西施を犠牲にして呉王夫差に屈辱の和睦を求め、夫差は復讐を誓う。
器量に優れた伍子胥だが、父を兄が謂われ無き罪を受けて刑死する。復讐の鬼と化して諸国をさすらい人を得て、呉国で地位を得ると、故国の楚への攻撃を開始する。
小国魯の貧しい家に生れた孔子は、葬儀の作法を教えるにすぎないとされた儒家を、礼を学び教える学問にした。しかし受け入れられず、生涯に亘り諸国を放浪する。
大国の晋と楚に挟まれた鄭は、両国に離反を繰り返していた。穆公の孫に産まれた子産はその明晰な頭脳から、国の内外を取り巻く情勢を分析し、長く国を安定に導いた。
晏子(晏嬰)のぶれない姿勢は周囲から信頼を集める。その頃斉では権力闘争が勃発し、荘公が、そして崔杼が権力を握るが、晏子は自分の信念を曲げることはしない。
宋の公子ながら後継争いで斉に流れた晏弱は斉に恩義を感じ、その佐伯で斉の領土拡大に努める。しかし権力闘争が激化する中病で亡くなり、子の晏嬰が残される。
幼い時から妖艶だを漂わせる夏姫は、周囲の男を次々と不幸に導いていた。楚に連れて行かれた夏姫を見て、楚の家臣の巫臣は不幸を救うのは自分しかないと考える。
華栄の丘【電子書籍】[ 宮城谷昌光 ]価格: 560 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 華元(かげん)は宋王室の分家にあたり代々丈夫を務め、職管はないが貴族の間では一目を置かれていた。対して君主昭公の評判は悪く、弟の公子鮑が兵を挙げるとの噂がたつ。昭…