1 ある食卓の風景
配偶者 「今日は暑いから、ビールでも飲んじゃおう。まあ水みたいなもんだからね」
私 (ビールは水じゃない)「いただきま一す」
配偶者 「ねえ、聞いてる?」
私 (まだ話してない) 「聞いているよ (モグモグ)」
配偶者 「国会議員なのに、国会に出席しないって、おかしいと思わない?」
私 (おかしいけどいつものこと) 「まあ、おかしいよね (ムシャムシャ)」
配偶者 「でも、こんなこといつも繰り返しているのは、もっとおかしいよね」
私 (この話題も繰り返し) 「でも議員を辞めさせることはできないからね (フガフガ)」
配偶者 「学校だって出席率が足りなければ退学することもあるのに、なんで国会議員は辞め させられないの? (トクトク)」
私 (もう日本酒に移っているぞ) 「でも選挙で選ばれた人だから、簡単に辞めさせることはできないんだよ」
配偶者 「そんなのおかしい! 働いていないんだから、せめてその分給料を削るとか、全く国会に出席しなかったらクビにするとか、そんな法律作れないの!! (グビグビ)」
*火を吐くゴジラ
私 (やべぇ。面倒な方向に行っちゃった!) 「でも独裁者から守るために、議員の立場も強くした歴史もあるから・・・・」
配偶者 「だからと言って、働かない人が給料もらってもいいの! 私なんか汗ぴっしょりで真面目に働いているのに、時給何百円の世界なのよ!! (ゴクゴク) 」
*光を発するゴジラ
私 (ワインも入って、支離滅裂だ~) 「そうだね。せめて報酬の日割計算とか、出席率によって場合よっては任にあらずとして辞職願うとか、そんな法律を定めるべきだよね」
配偶者 「そうよ! 私が言いたいのは そういうことなのよ~ (ムニャムニャ)」
*動きを止めるゴジラ
私 (ここがタイミングだ!) 「美味しかったよ、ごちそうさまでした~ (ヤレヤレ) 」
*この会話は(一部)フィクションであり、実在する夫婦とは関係ありません(画像協力:シンゴジラHP)。
2 ある「国権の最高機関」の風景
日本国憲法第47条には「図会は,国権の最高機関であつて,国の唯一の立法機関である」と定められ、通常国会や臨時国会、特別国会などを内閣は召集する権限があります。
しかし正当な理由なく登院しない場合は「懲罰委員会に付する」と定められているだけ。スキャンダルに見舞われた議員が突然診断害を出して、その後任期が切れるまで欠席するのは、地方議員も含めて「繰り返し繰り返し」見た光景です。しかし具体的な制度設計にはいつも至りません。そして今回、最初から国会に登院しないと思われる議員も誕生しました。
*なんか似たような投稿を続けています・・・・
病気などで出席できない議員もいるかと思いますが、それは自営業者ならば誰でも同じ条件です。リモートによる審議や決議などの方法も将来は考えられますが、少なくとも現在は憲法で定められた「招集」を受ければ、国民の負託を受けて当選した国会議員は「登院」をするのが「義務」です。そして国民を代表して審議に参加し、賛否の意思表示をします。仮に居眠りしている議員がいても、国民の代表として採決には加わります。
その義務を履行できないのならば、国会議員としての役割を果たしておらず、議員が応えられないならば、それなりの「罰則」が必要なはず。
仮に国会での審議なり採決が「形式程度」とするならば、そのように扱っても構いません。しかしそれならばそれなりの対策を練るべきであり、何かあるたびに「国会軽視」と叫ぶことはないようにしてもらいたいものです。
そうでないならば議員本人も、それなりの「衿持」を持って、自らのルールを改めて決めて貰いたいものです。