小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

番外 古代(弥生~平安)で取り上げなかった本たち

 今まで取り上げた小説は、人物や時代、そして作家などができるだけ「カブらないように」しつつ、私の「嗜好」で選んだもので、作品の優劣では決してありません。

 そこで参考までに、迷った作品を以下に羅列させて頂きます(未読の作品も含みます)。

 

卑弥呼   鬼道の女王卑弥呼 黒岩重吾 (1996)

日本武尊  新アスカ伝説3 倭建(ヤマトタケル) 三田誠広 (2002)

雄略天皇  ワカタケル大王 黒岩重吾 (2002)

蘇我馬子  磐舟の光芒 物部守屋蘇我馬子 黒岩重吾 (1993)

推古天皇  紅蓮の女王 小説推古女帝 黒岩重吾 (1978)

      碧玉の女帝 推古天皇 三田誠広 (2000)

聖徳太子  聖徳太子 日と影の王子 黒岩重吾 (1987)

      聖徳太子 世間は虚仮にして 三田誠広 (2015) 

 

額田王   茜に燃ゆ 小説額田王 黒岩重吾 (1992)

天智天皇  黎明の叛逆者 井沢元彦 (1994) 

      中大兄皇子伝 黒岩重吾 (2001)

      白村江の戦い 天智天皇の野望 三田誠広 (2017)

大津皇子  天翔ける白日 小説大津皇子 黒岩重吾 (1983)

持統天皇  炎の女帝 持統天皇 三田誠広 (1999)

      茜さす 永井路子 (1988)

藤原不比等 覇王不比等 黒須紀一郎 (1995)

      比ぶ者なき 馳星周 (2016)

石上宅嗣  闇の左大臣 石上朝臣麻呂 黒岩重吾 (2003)

阿倍船人  平城京平城京遷都プロジェクト) 安部龍太郎 (2018)

元正天皇  美貌の女帝 永井路子 (1985)

長屋王   穢土荘厳 杉本苑子 (1986)

道鏡    弓削道鏡 黒岩重吾 (1992)

      道鏡 悪業は仏道の精華なり 三田誠広 (2011) 

丸子嶋足  風の陣 高橋克彦 (2010)

*完結まで17年かかったため、途中すっかり忘れてしまいました。

 

平将門   平の将門 吉川英治 (1952)

藤原純友  海と風と虹と 海音寺潮五郎 (1967)

      絶海にあらず 北方謙三 (2005)

藤原道長  道長の冒険 平安妖異伝 平岩弓枝 (2004)

藤原隆家  二条院ノ讃岐 杉本苑子 (1982)

源義家   八幡太郎義家 谷恒生 (1993)

奥州藤原氏  蒼き蝦夷の血 藤原四代 今東光 (1978)

       奥州藤原四代 童門冬二 (1992)

 

 この時代は黒岩重吾に頼りました。同じ人物を描いている作品があれば黒岩重吾「以外」の作品を取り上げようとしたのですが、ヤマトタケル藤原不比等は、「黒岩史観」に頼りました。

 あと20選で最後まで迷ったのが「炎の女帝 持統天皇」。この時代に頻出した女性天皇の代表格とも言える人物ですが、天武天皇藤原不比等で両方ともカブッていること、そして描き方が私好みではなかったので、泣く泣く止めにしました。

 

   黒岩重吾NHKより)

 

 

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 次回からは、「歴史小説・中世(鎌倉~室町)20選」に移ります!