今週のお題「お風呂での過ごし方」
お風呂は私は基本的にカラスの行水。でもサウナの後の水風呂が大好きで、以前は毎週のように通っていました。ところがコロナ禍となりスーパー銭湯も「危うきに近寄らず」で自粛に。せいぜい夏は散歩で汗をかいて、その後水風呂に入るのが唯一と言っていいほどのストレス発散方法でした。
汗をかいたあとの水風呂は、本当に何もする気にもなれず、時には水風呂に黙って1~2時間入っていることもザラで、配偶者は心配になって生死の確認に様子を見にくるほどでした。蔓延防止等重点措置も解除されましたが、スーパー銭湯へ行くにはまだまだ自粛が必要です。
そんなコロナ禍が始まって間もなくの話になります。
どこまで自粛しなければわからなかった頃、外出するのさえ犯罪者扱い(?)の時期もありました。わてら夫婦は共に生粋のインドア派のため人様ほど困りませんでしたが、私は好きなサウナに行けず、配偶者は外食でお酒も飲めずで息がつまり、ちょっとした息抜きをしたいと思い始めました。近場で「密」にならない場所ならばいいだろうと考えて、敷地が広々としていた「国営みちのく杜の湖畔公園」に行ってみようということになりました。
大人450円の入園料が必要で、以前お邪魔したときは「造られた公園」として人工的な印象が強く残ったもの。そして家族連れの来園者がたくさんいて賑やかだった記憶がありました。キャンプ場やバレー、バスケット、サッカーなどの施設もあり、普段はなかなか走り回れない芝生で子供たちが楽しそうに遊んでいた。またグランドゴルフやバドミントンなどの遊具は無料で貸し出しをしているため、親としても一緒に楽しめて、また子供も時間を潰せて助かるのでしょうね。
ところがコロナの中の平日は静かなもの。2人で落ち着いて自然の中を散策できました。東北の各県にある古民家をイメージした「ふるさと村」も、以前見た時は作り物のようでやや斜めの視線から観た記憶がありましたが、時と状況が変わればこの景色も心が安まるもの。また付近の小径を散歩するだけで、当時のコロナ禍の状況を忘れることができて安心感に浸れました。
木々は隅々まで手が入って美しい。木漏れ日から透け通る若葉の緑が目に優しく、家に籠もっていた時期が長かったためか、心が洗われました。
公園西側の花畑も、紫に咲くカキツバタや、赤く咲くヒナゲシやしゃくなげなどが一面に植えられていて、こちらはコロナ禍の状況でなくても心が洗われる光景。日常と比較すると、自然の色彩が一段と映えて心に染み渡ります。
実際に見るともっと綺麗なんですけどね・・・・ホームページを覗いてくださいませ。
公園の奥には広い池があって、ボートの貸し出し施設もあります。せっかくだからと調子をこいてボートに乗ろうと誘う私。安全なスワンボートもありましたが、昭和の男の私は「ベタな」手漕ぎボートを選びます。心配顔の配偶者をよそに、そこは昔取った杵柄(いつ取ったキネヅカ?)、自分でも意外と器用にボートを操ることができました。
力はあるせいか、スピードも出して漕ぐ様子を見て、意外そうな顔をしながらも、はしゃいでいる配偶者。方向転換もスムーズに行き、「広く浅く」いろいろなものをかじっている、バブル時代に青春を過ごした成果が今更になって発揮できました。
この年になって初めての夫婦2人のボート、予想外に楽しめました。
配偶者「意外と器用なのね。見直したわ」
フフフ。このメタボは実は世に住む仮の姿で、その実は・・・・
配偶者「それとこれとは話が ちがーう!」 ドサッ(秒殺された音)