小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

禁煙に成功したらお小遣いが減った話

今週のお題「最近あったちょっといいこと」

 

 19歳の時から(?)喫煙者だった私は長らくタバコ税を納める「高額納税者」でしたが、5年ほど前に周囲の環境もあり、完全禁煙に成功しました。一度辞めたら全く喫煙したい衝動には襲われず、近くでタバコの臭いがしても「何とも思わない」精神状況にまで到達しました。

 その影響で体重は(更に)増加したデメリットもありましたが(但しタバコが原因と断定できないww)、お財布には優しくなり、それまでピーピー言っていたお小遣いが、月々残るようになりました。そのため「断腸の思い」で妻にお小遣いの減額を申し出て、コロナで飲み会がなくなったため更にお小遣いが減り、小遣いも当時の半分以下となりました。

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 本来ならば自ら小遣い減額を申し出るなんてしないでしょうが、年を取ってからどうも私は物欲が無くなってきて、どうしても買いたいと思う物がありません。趣味はご想像の通り読書ばかりで、毎週のように図書館通い。古本巡りも好きで以前は本の収集が趣味でしたが、配偶者からの厳しい目によって大半の本は断捨離の憂き目にあり、その後も余計な「荷物」は増やさないように厳命されています(ほとんど看守w

w)。お酒は元々飲まないし、食事も「Cに近い」B級グルメ。食べ歩きにお金を使うこともありません。使うのはランチ代のみですが、これも500円以下がほとんどの状況。

 では余ったお小遣いはどうするか。個人的には年1回は何か意味のあることに使いたいと決意しました。4年前は配偶者が日常使う自転車を、3年前は当時合わなくなってきた妻の眼鏡を買いました。2年前は「遠近両用」の自分の眼鏡をあつらえ、昨年はコロナ禍でなかなか旅行に行けなかったため、2人で温泉旅行となりました。

 ところで先日、私の背広を購入することになりました。2~3年すればペラペラになってしまうようで(私は全く抵抗ないが)配偶者は買い換えが必要と強行に主張します。メタボにとって背広の購入は鬼門。お腹周りを気にして以前よりもどうかと心配しながらの試着はストレスが溜まりますが、そこは何とかクリアー(^^)。ちょうどその量販店は近隣のお店と統合するため「完全閉店セール」中で、いろいろとサービスがついて2着が3着となり、なんやかんやで金額は10万円近くかかりました。

 そのとき配偶者から「年齢を考えると、これが背広を買う最後かもね~」と言われて、急にしんみり。そこで本来は家計から出る背広代を、今回は自分の小遣いから出そうと決意しました。それでも心が揺れ動いている中恐る恐る切り出すと、目を丸くする配偶者。

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 成人式の時に初めてあつらえた背広生活も、もう40年近く経ち、そろそろお別れの時期にさしかかっているとは・・・・ 長い間働いた証しでしょうが、背広を着る機会がなくなるとさびしくなるのでしょうね。

 結局その後、「浮いたお金」で、正月明けにホテルでステイしようということになりました。これでお互いが楽しめるならば「ちょっといいこと」になるでしょう。

 

 でも60歳過ぎても、仕事辞めたら家でゴロゴロするだろうから、定年延長で続けて働くようにって、この前配偶者は言っていたような気が・・・・