24 国内ミステリー20選(令和元年~6年)
戦後に存在した大阪市警視庁。新制中学から入庁した新城洋は、先輩たちの手荒い教育で成長する。代議士も関与する事件で、新城は公安所属の守屋と組むことになった。
旧制高校を修了風早勝利は、残り1年を新制高校で過ごすこと。女子生徒も加わった学園生活で、ミステリーに映画に興味が尽きない中、殺人事件に巻き込まれる。
物語の最後に事件の真相を暴く「写真」が挿入されている。しかし写真を見ただけでは、簡単に真相にたどり着けない。腰を据えての取り組みを必要とする短編集。
一級建築士の靑瀬稔は、吉野夫婦から「あなたが住みたい家を建ててください」と依頼を受ける。その家は評判となり靑瀬の名を高めたが、今は誰も住んでいないという。