小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

歯医者さんとの長~いお付き合い

  子供の頃から甘いものには目のない私。反面、現在に至るまで、歯磨きに時間を費やすのはせいぜい1回5分位。その結果、おかげ様で歯医者さんとは、もう半世紀近い長いお付き会いが続いています。

 昭和の頃の歯医者は、もう拷問そのもの。歯の神経を抜く作業は、麻酔もなく歯の表面を削って内部をさらしたあと、表面に出ている神経 (1つの歯に2~3本)を、太さの違ういくつかの針を使って(文字通り)グリグリと奥に突っ込んで、何日もかけて少しずつ奥に進んで、神経を抜く作業が続いたものでした (専門家からすると違うかもしれませんが、私は子供こころに、このような印象が刷り込まれています)。

 その治療方法は時に激痛を生み、椅子にじっと座っていられずに、時にはネイオイと泣き叫ぶことも何度か経験しました。とは言えそんな目にあっても、歯磨きをしっかりとやり直すことは「決して」ありません(学習能力ゼロ)。また昔の治療でほ限界があるのか、治療した歯が更に悪化したり、差し歯が抜けたり、また欠けたり、そして歯石が溜まったりと、結局5年に1度はお世話になっています。

 先日も歯が欠けたらしく、たまに歯茎から異臭を感じることも。でも痛みはなくて歯医者に行く気にはなれません。臭いはいつもではなく、ちょうど時節柄マスクでごまかせると思っていたら、うちの配偶者が登場。

 

配偶者 「歯が悪くなったら、早めに治療しなきゃダメよ」

私   「でも痛みはないし、まだこのままで大丈夫だよ」

配偶者 「あんたが良くても、周りが良くないのよ! 社会人なんだから、そんなダダをこねずに  早く行ってらっしゃい!!

 

   *フジテレビ「ちびまる子ちゃん」より



 トボトボと、いつもお世話になっている歯医者へ。早速看てもらうと、歯茎の部分が化膿して、やはり抜歯するしかないとのご卓見。しかももう奥歯は全てブリッジになり自分の歯はありません。そこで今回抜歯すると、もうブリッジで支えるのは限界で、遂に人れ歯にしなさいと通告されました。

 

私     「このまま何とかなりませんか・・・・」

歯医者   「私はそれでもいいですよ。そのかわり今後  必ず 痛みますけどね」

 

 いつもは歯磨きに時間をかけないくせに、いざ抜歯するとなるとゴネてしまう。そんな「コドモ患者」に慣れているせいか、歯医者さんの答えは冷徹で容赦なく明快。時間をかけず、患者からすると「脅し」に思えるダメ出しを食らい、しようがなくて「ハイ」と答えます。

    

 いよいよ抜歯して入れ歯を合わせることになりました。昔ならば抜歯しようものなら前夜から不安で寝付けず、当日は「市場に連れて行かれるドナドナ」のような心境でしたが(大げさな・・・・)、最近は麻酔技術が発達して、「麻酔を打つための麻酔」も含めて、痛みはほとんどなし。おかげ様で歯を抜く時も痛みはほとんどなく終わりました。

 抜歯後患部を安定させるために、3ヶ月ほど時間を置いて入れ歯作りになりますが、これも型を取って次回合わせてと2回で終わり。以前は1つの歯を治療するのに半年がかり、というのもザラでしたから、なんとまあ便利になったものです。

 

 部分入れ歯は思ったよりも違和感がなく、これからも何とかなりそうです。とは言え今後も歯医者さんとのお付き合いは、欠かせないようです、ハイ。

 


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*何とまあ悲しい童謡なのでしょう。調べてみると、ユダヤ人の迫害などが歌の背景にあるそうです。この歌もコドモこころに刷り込まれています。