小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

メタボとクーラーと健康診断

今週のお題「マイベスト家電」

 

 アチいです。昨年も猛暑の時にこんな出だしの投稿をしましたが、今年はお天道さまのスタートダッシュ早く、そして気温が更に高くと、やらんでもいいのに飛ばしてくれています。おかげさまでメタボの私にとっては難行苦行、毎日が修行のようなものです。

nmukkun.hatenablog.com

*昨年はこんなマヌケな話を投稿していました。

 

 そんな中でクーラーは憩いのオアシス。これがないとやっていけません。

 私が子供の頃、昭和の時代はクーラーなんて「文明の利器」は自宅に存在せず、家は開けっ放しで扇風機を独り占めして、何とか涼を得ようとしていました。そのためか年配の方は今でもクーラーが苦手な人が多く、私の父も自宅ではほとんどクーラーをつけていませんでした。高齢で熱中症になる方が、クーラーをつけていないと報道されると、さもありなんと思うものです。ちなみに冬はストーブとなるので、私にとっては「エアコン」ではなく「クーラー」一筋です。

 対して私はクーラーの涼を味わって、もう戻ることはできません。受験勉強の時は近くの図書館に朝から並んで、座席を確保したらそれで1日の目標がコンプリートしたような気分になったもの(ちゃんと勉強しろ!)。そして当時はたまにしか来ない冷房車両の電車に乗れたら、その日の幸運を使い果たしたような気持ちになったものです(そういえば放射熱の関係か、当時は地下鉄に冷房車はありませんでしたね)。

     

 

 独身で1人暮らしになると、もう勝手放題。設定温度は22度くらい(!)と、節電には完全に背を向けた、強靱な意志を持って寝るのがささやかな幸せでした。そのため結婚した当初はクーラーが苦手な配偶者と大喧嘩。5月に30度を超えたので、クーラーをつけようとすると、

 

 配偶者 「何しているの? 5月からクーラーつける人なんていないわよ!」

 私   「時期は関係ない! 5月だろうが何だろうが、暑ければクーラーだ!!

 

 メタボの私はこれだけは妥協できず、ついには怒って車で冷房効かせて寝るほどに(妥協してない?)。翌日の会社があったので、ここは(珍しく)配偶者が折れて、以降はオトコの (かつメタボの)感覚は違うと理解して、歩み寄ってくれています。

   

 

 それでも最近の猛暑はギブアップ。私も配偶者のことを考えて、夜はタイマーをセットしてクーラーを稼働していますが、タイマーが切れると目が覚めてしまいます。とは言え配偶者は (女性一般は)冷え性のせいか、クーう一の冷房は苦手のようで、なかなかお互いが妥協できる地点が見つかりません。

 

 ところでメタボの天敵は、1に猛暑2に健康診断3に衣替えとあります。猛暑は言うに及びませんが、健康診断は体重が増えたら(普段は絶対に体重計に乗らない)あ一だこ一だ言われて、その後の食事に影響がでるし、衣替えの時にもしも以前の服が着られなくなろうものなら、嫌みたらたらで買い物に行かされます。ところが今回この「三大疾病」が6月に一遍にやってきました。

 健康診断は,水を控えるのがつらくて、いつも夏を避けた時期を希望します。今年も6月に行いましたが、これが今年はもう真夏。水を飲むのをガマンしながら検査施設に行きますと、腹部エコー検査で引っかかって、エコー技師からかろやかな声で、

  「う~ん、これは動脈瘤の疑いがありますね~」

  「 動脈瘤 ? !

  「はい。でもよくあることですから~🎵。これを読んでおいてくださいね~🎶」

 

にこやかに言われマクドナルドのメニュ一のような、親切にまとめた案内を差し出されました。

 聞くとちょっと恐ろしい動脈瘤ですが、ググって見るとよく健康診断で発見されるも、そのまま様子見が多いそう。そのため最初は動揺しましたが、まあしょうがないという気待ちになりました。いつも別のクリニックに通っているので,その時に対処法について確認しようかと思っています。

   

 

 そして今回は、いつもは鬼門だった「パリウム呑んで胃のレントゲン写真」が、腹部圧迫を回避するために中止となり、痛し痒し(以前、炭酸と下剤でエラい目に遭った)。そんなこんなで、体重は朝の散歩の影響か昨年よりも微減で、以前は着られなかった服も着られるようになって、ドヤ顔のはずが、後味悪い健康診断になりました。

 年齢を重ねると、いろいろなところでガタが来るものですね(そのための健康診断だろ!)。