先日1月14日の深夜NHKBSで、1981年にニューヨークのセントラルパークで開かれたサイモン&ガーファンクルの「伝説のコンサート」が久しぶりに放送されました。懐かしさの余り録画して見ましたが、名曲の数々にシビれ、そして涙ぐむ時も(年を重ねた証拠か?)。
その中でも屈指の名曲「Bridge Over Troubled Water」。若い頃何度も聴いて、そして様々なバージョンでも随一と思える「セントラルパーク・ライブバージョン」。学生時代に挫折感を抱えた時に、日本語訳を見ながら聴く機会があって、そのメロディと共に心にしみわたったことを思い出します。この詩で、”right”が「右」や「正義」だけでなく、副詞で「直ちに」を意味する用法も知りました。
以下は、私が「意訳」した日本語訳を並べたものです。参考にしてください。
When you’re weary Feeling small
When tears are in your eyes I will dry them all
君が生きる事に疲れて 自分がちっぽけに思える時。
そして思わず涙ぐんでしまったら 僕はいつでも、その涙をすべて拭ってあげる。
I’m on your side When times get rough And friends just can’t be found
僕は君の側にいる。 君が辛い時も、 そして友達がいない時も。
Like a bridge over troubled water I will lay me down
Like a bridge over troubled water I will lay me down
激流にかかる橋のように 僕がそんな君の架け橋となろう。
When you’re down and out When you’re on the stree
When evening falls so hard I will comfort you
君がおちぶれて希望を失ってしまい 1人街をさまよって
1日の終わりを辛く感じる時、 僕が君を慰めよう。
I’ll take your part When darkness comes And pain is all around
僕はいつでも、君の支えになる 例え暗闇が訪れ 君が苦しみに囲まれても。
Like a bridge over troubled water I will lay me down
Like a bridge over troubled water I will lay me down
Sail on Silver Girl * Sail on by
Your time has come to shine All your dreams are on their way
銀の少女よ、前に漕ぎ出そう さあ、船を漕ぎ出すんだ
輝く君の人生に沿って 君の輝かしい人生はその先にあるから。
See how they shine, oh If you need a friend I’m sailing right behind
ほら、あんなにも輝いている もし君が友を求めるならば 僕がすぐ後ろからついて行く。
Like a bridge over troubled water I will ease your mind
Like a bridge over troubled water I will ease your mind
激流にかかる橋のように 君のそんな心を安らげよう
*「Silver Girl」 作詞したポール・サイモンが、後の妻となる女性が白髪(grey hairs)を見つけ、悲しんでいるところを見て曲に組み入れたという。
久しぶりに聴いたので「ググって」みたら、この曲をウェールズの医療従事者がリモートで歌っている動画がありました。アップしたのは2020年5月でもう大分前になります。当時も評判になったらしいので、既に拝聴された方も多いかと思いますが、今改めて見ますと、曲を皆さんで歌う気持ちや、歌っている方々の賛美歌にも思える歌唱力、そして仮設の病院を建設している人も画像に加えてあり、心を打たれました(2番はウェールズ語で歌っているそうです)。
本来ならば我々が医療従事者の方々へ、この歌詞を捧げなければならないもの。今更ではありますが、急速に第6波を迎えている昨今。流行し始めた当時の緊張感と、改めて医療従事者の方への感謝を忘れずに、そして一刻も早くコロナ禍が収束することを祈って、動画を掲載させて頂きます。上の「本物」と是非聞き比べて下さい。違った味わいがあります。
*曲は1:50位から始まります。最後の「I will ease your mind」が心にしみます。
I’m sailing ”right” behind ・・・・