小説を 勝手にくくって 20選!

ジャンルで分けた20選の感想をつづります。

       書評を中心に、時たま日常を語り社会問題に意見します。ネタばれは極力気をつけます。        

前門の猛暑 後門のコロナ

今週のお題「好きなアイス」

 アチいです。メタボには天敵とも言える猛暑がやってきました。子供のころカップアイスは贅沢品で、棒アイスを近くの駄菓子屋に行って買ってきたものです。たまにちょっと贅沢に「メロンシャーベット」で暑さを凌いでいました。それにしても昔はクーラーもなく扇風機でよくもまあ一夏過ごしていたもの。我慢が効かなくなってきたのか、それとも温暖化の影響なのか・・・・

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 学校でこんな時に運動会をやって熱中症で死亡者でも出た日には、即、業務上過失致死傷罪が適用されると思います。「世界大運動会」の主催者たちは、そこまで責任感をもっているとはとても思えませんが、参加する選手の皆様、特に屋外競技の皆様はホントに大変だと思います。

 しかも今年は、昨年よりも更に増してコロナも猛暑も猛威をふるっています。総理が、そして都知事が何を言おうが、お祭りムードの中で「ぼ~くの我慢が~、いつか実を♪」決して結ばない中、緊急事態宣言を何度も繰り返している始末。これでオリンピックが感染の拡大に繋がっていないと言われても、それでは飲食店の影響はどれだけ拡大に繋がっているのか!! これでは飲食店の方々が余りにも報われない!!! 責任者出て来――い!! と周囲に当たり散らしたくもなるが、残念ながら「責任者」は鉄仮面のような反応で、論点をずらした回答しかしてくれない(だいぶ言葉が乱暴になっていますww)。せめて次のように国民に訴えて欲しいものだが゙・・・・ 

 この時期に東京でオリンピックを開催するのは、与えられた運命であり、また世界の中を見渡しても、国民の自制心と理解力がある日本でしか行えません。かつて1940年の東京オリンピックは戦争の影響もあり中止になりましたが、今回次世代にオリンピックという平和の祭典を継承させる役割を担うに、世界の中で日本ほどふさわしい国はありません。そのため国民の皆様には今一度不便が強いられますが、その趣旨も踏まえて更なる協力をお願いします。

 

 各地のお祭りも昨年のような全面自粛から解放されて、規模縮小ながらも開催されるお祭りもちらほら。それでも「前門の猛暑 後門のコロナ」の状況下では、我々に残された道はステイホームしかないのでしょうか。そんなことをつらつらと考えていたら、何か似たような場面を以前見たような見なかったような・・・・

 そして突然「記憶の天使」が舞い降りてきました。「前門の猛暑 後門のコロナ」と似たような状況。それは(かなり発想が飛びますが)「宇宙戦艦ヤマト2199」の第8話「星に願いを」です。

 デスラー総統が自ら作戦を立てて、重臣たちを集めてヤマトが窮地に陥るところを観察するセレモニー。未知の星から取り寄せた、全てを飲み込むガス生命体(どうやって捕獲したんだ?)をヤマトの後方から「デスラー魚雷」を使って打ち込む。逃げ道は前方しかないが、その先には灼熱の恒星が待ち構えていて、まさに「前方の灼熱、後方のガス生命体」。

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        見るだけで暑そうに感じます。

 

 ヤマトの沖田艦長はこの危機の中、恒星に向けて進路を進め、まずガス生命体を灼熱地獄に誘い込み消滅させます。その後恒星が発する巨大なコロナに巻込まれる危機を「波動砲」でコロナを断ち切って進路を作り出して乗り切る見事な作戦。さすがは沖田艦長! 

 翻ってみますと、日本そして世界に沖田艦長のような的確な判断力と実行力を持つ責任者がいません。アニメですから当然都合よく描かれていますが、それを差し引いても現在の指導者たちの言動を見ると残念でなりません。

 対してデスラー総統は、思い通りには行かなかったが、高見の見物で自分が傷つくことはなく、高笑いして去って行きます。さしずめこのデスラー総統と重なるのは・・・・

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 (筆休め第2弾です)