今週のお題「わたしのプレイリスト」
若い頃は、カセットテープにお気に入りの曲を録音して「プレイリスト」なるものを作っていたもの。曲と曲の間のポーズを押すタイミングが難しく、またテープの残り時間ピッタリに曲が終ったときは嬉しかったもの。出来上がったらツメを折って・・・・いかん、今は令和だ!
テレビでよく流していた「流行歌」(歌謡曲→フォーク→ニューミュージック→J-POP)をフツーに聞いていたので、CS(衛星放送)の音楽専門チャンネルで流れる音楽のお気に入りを録画して、たまに聞いている。しかし欠点は、MVが出てきたのが1990年前後からで、それ以前の音楽は放送されないこと。そのためMV以外の音楽は YouTube に頼ることになる。そんなもんだから、私のプレイリストを改めて見ると「クセが強い」。
1 ノスタルジーを感じる曲
1990年以前の曲だが、青春時代だった1980年を飛び越えて1970年代まで遡っているのが多い。完全に「歌謡曲全盛」の時代の曲で、聴くと落ち着くメロディーの安定感がミソ。
・ちあきなおみ「喝采」 この歌詞ほど映像が脳裏に浮かぶものはない。
・伊藤咲子「乙女のワルツ」 何故か好き。昔「ゆく年来る年」で全曲流したCMが印象に残っています。
・アンルイス「グッバイマイラブ」 何故か好きパート2。
・テレサ・テン「時の流れに身をまかせ」 1曲で人生を感じます。
・沢田研二の作品。特に「追憶」「危険な二人」「時の過ぎゆくままに」など。歌謡曲全盛期の象徴。
・ビートルズ「サージェントペパーズ・ロンリーハーツクラブバンド」
ビートルズの曲は全て好きだが最近はこの曲。ポールの力強いボーカルが、新しい時代を切り開く
エネルギーを感じます。
2 背景を知り、改めて興味を持った曲
・アバ「ダンシング・クイーン」
NHKの「アナザーストーリーズ」を見て感銘を受けました。
スウェーデン国王と結婚することにプレッシャーを感じていたシルヴィア王妃に対して、
結婚披露宴で披露されてシルヴィアの心の後押しになった曲。そう考えると歌詞も意味深に思えます。
試合中の怪我が原因で右足切断を余儀なくされて、野球を断念した元高校球児が作詞した曲。
NHKの朝ドラ「エール」でも感動的に描かれていたが、こちらはちょっと盛りすぎ?
・忌野清志郎(ザ・タイマース)「デイドリーム・ビリーバー」
ゼブンイレブンのCMソングとして有名。
アメリカのモンキーズの曲で、日本は忌野清志郎が訳詞をつけてカバーしたもの。
ただその歌詞は原曲とは全く違い、自分が幼い日に亡くなり記憶もない実母と、
実母の死を清志郎に知らせずに育て、そして亡くなった義母に捧げたもの。
「すっと夢見させて くれてありがとう」の歌詞が泣けます。
それでは今週のベスト3の発表です!(「ザ・ベストテン」のイメージで)
第3位 「826aska」のエレクトーン演奏!
エレクトーン1台でスケール感を感じる完璧な演奏はいつも感動。
また曲のチョイスもおじさんに寄せてくれているのには感謝(笑)。
最初観た時は中学生だったけど、今年でもう20歳になるんだね。
第2位 オペラ歌手のリモートによる「宇宙戦艦ヤマト」!
オペラ歌手の共演なのでコーラスも含めて聴き応えは抜群だが、
演出もちょっと小芝居を交えて(?)最後まで視聴させる作りがまたいい。
それにしても改めて聴くと、今の時代にも合っていい曲だなあ。
ウルトラセブンをシンフォニーで、と最初は遊びすぎと思ったが、これがドハマり。
イントロからの盛り上がりは「人類の夜明け」をイメージさせて「ウルトラセブン」の世界観にピッタリ。
合唱も最初はギャグっぽくも感じたが、突き抜けると立派な芸術になっています。
(特に2分を経過してからがたまりません)
おじさんにはちょっと縁遠いと思った「プレイリスト」だが、語り始めるとなかなかどうして・・・・